勉強したのに成績が上がらないわけ

  • 2020.06.22 Monday
  • 16:53

「あれだけ頑張ったのにどうして私の成績は上がらないのだろう?」勉強してきた多くの人が経験した悩みではないでしょうか。

 

勉強時間と勉強量が足りない。

的外れな勉強をしている。

勉強方法を間違えている。

参考書の選択をミスした。

塾の先生の教え方が悪い。←人のせい?

 

成績が上がらない原因は上記に挙げたように色々と考えられます。しかし、勉強方法もペースも指導方法も間違えていないのに成績が上がらない場合には以下のような原因が考えられます。

 

「成績上昇カーブへの思い込みがある。」

 

勉強時間と勉強量とに対して成績は比例に近い形で上昇すると考えていませんか。グラフに表すと以下のようなイメージです。

 

 

こうした成績上昇カーブのイメージを期待して勉強に励むと必ず壁にぶち当たります。なぜなら実際の成績はイメージ通り上昇しないどころか横ばいの状態を継続する場合が大半だからです。

 

自らに意識改革を施し、目標達成のために遊びも好きな事も我慢して頑張ったのだから偏差値という目に見える形で成果を欲する気持ちは当然です。それゆえ、頑張った分に見合う成果を得られなければ、「どうせ頑張っても無駄なんだ。」「自分には勉強の素質がない。」と気持ちが萎えてしまうかもしれません。

 

でも、勉強への見切りをつけるには少々判断が尚早です。偏差値が横ばいでも、これまで頑張ってきた勉強は間違いなくあなたの血となり骨となっています。間違っているのは勉強が偏差値向上へすぐさま反映するという思い込みです。実際の成績上昇は以下のようなグラフで表されます。

 

 

成績は比例のように上昇するわけではありません。じりじりと潜伏するような期間を経て、あるタイミングで垂直的に上昇します。こうした階段状の動きを繰り返しながら上昇していきます。

 

なぜ成績は比例的に上昇しないのでしょうか。学習は科目と単元とに区分して進められます。科目と単元とは体系的に絡み合っていますから、一つの科目と単元とを学習した際の理解は、複数の科目と単元との学習を終えるごとに深まっていきます。つまり、点でインプットした学習内容は、線でつながり、やがて複層的なつながりとなった時に根を張った知識や知力としてアウトプットできるようになります。勉強を頑張ったのに成績が横ばいである時期は、学習内容を点としてインプットしている段階だと言えます。学習した内容をアウトプットできるようになる時期はある時点で到来します。問題文を読んだ際に今までと異なるようなクリアな感覚を抱いた時が“その時”です。

 

 

一軒家を建てる話で例えてみます。

 

^豸家の建築にあたり設計士はオーナーと話し合った内容からプランを起こし設計図を引きます。

―旅峪佞箍板躑技佞論古未箸量銘矛覯未ら学習内容・学習量・スケジュール等の学習プランを立てます。

 

 

地盤を調査改良し、土地を均し、建物の土台となるベタ基礎を作ります。

∪古未漏惱プランに添って勉強を始めます。欠けていた基礎的な学習内容を勉強して遅れを取り戻します。

 

 

設計図に基づき木工所では柱を加工します。サイディングや設備などの部材を発注します。

生徒は学習プランに添った勉強を続けます。単元ごとの基礎問題をこなしながら学習量を増やします。

 

 

づ鐓紊欧鬚靴泙后(※建物の躯体となる柱や梁や小屋組を組み立てること。半日〜一日で組み上がり、家の形が見えてきます。)

ぬ六遒能蕕瓩栃从甲佑上がります!

 

 

ッ杷材を敷き詰め、電気配線や水道管などを敷設します。

ダ古未漏惱プランに添って引き続き勉強を続けます。単元ごとの学習内容を繰り返したり、演習問題をこなしたりします。

 

 

Ε汽ぅ妊ングをはり、屋根を葺きます。内壁・天井・床をはります。(家の完成形が見えてきました。)

μ六遒任気蕕棒績が上がります!

 

 

頑張った内容が形として現れるまでには一定の時間を要します。成果が表れない内は楽しさよりも辛抱ばかりですが、見えないところで着実に仕事が進められていますから、“その時”を信じて努力を続けてください。信じた者だけが見られる景色があります。

 

 

 

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100点満点主義からの脱却〜塾に通う意味〜

  • 2020.06.19 Friday
  • 18:30

学校教育の下で素直に育ってきた生徒たちの特長の一つに100点満点主義があります。100点満点は偉くてすごい。100点満点こそが勉強の目指すべきゴールである。100点満点主義を妄信する生徒は、1点のミスもなく整然と○(マル)が並ぶ答案に美しさを感じるあまり、小テストや定期テストにおいて100点満点まであと何点足りないかを最大の関心事としています。フィギュアスケートの採点ならば、ミスなき完璧さに達成感や爽快感があります。しかし、学習の場において100点満点主義を妄信する姿勢はあまり意味を持ちません。

 

 

■100点満点主義がもたらす弊害

 

勉強における100点満点主義がもたらす弊害の一つに、過程を見ずして結果ばかり気にするという態度があります。答案が返却される際に、途中式や考え方の見直しよりも点数だけを気にする生徒は多く見られます。解答を導くまでのプロセスを考える力こそが勉強の真髄です。しかし、生徒たちは、結果が○ならば安心し、×ならば落胆し、何問できたかだけに終始しがちとなります。それは、まるでクイズ番組的な感覚と同じです。クイズは娯楽や競技として分かりやすく面白いけれども、勉強の目的が考える力を育むことである点から考えるとクイズ的な勉強の捉え方は効果的学習とは言えません。

 

 

■100点満点の価値って何だろう?

 

もし、中学生が小学生レベルの算数問題で100点を取ったとしても、喜ぶ中学生はいませんよね。極端な例を持ち出しましたが、問題には難易度があり、100点満点は学力を計る指標として信頼性がありません。全体の中における自身の学力の位置を知る指標としては偏差値がありますから、点数よりも偏差値を意識する方が合理的です。

 

仮に、難易度が高いテストで一人だけ100点満点を取ったならば、羨望の眼差しを浴びて優越感に浸れるかもしれません。それでもテストの本来の目的から言えば、そうした羨望や優越感に意味はありません。テストは学習の理解度を確認し、弱点と修正点を洗い出だすために行われます。ゆえに、テストは自分自身と向き合う個人戦です。周囲に対して優越感を抱くためでも劣等感に苛まれるためでもありません。

 

100点を取れば、勉強の成果を実感できるし、次へのモチベーションが上がるのではないか、という意見もあるでしょう。指導する立場として、生徒に“解ける&できる”と実感を持たせるために優しい問題をわざと用意する場合もあります。ただし、それはエンジンがかからない生徒を焚きつける一つの奇策であり、多用しても生徒の学力向上につながらないどころか、子供騙しと化してしまいます。本質的な理解と学力向上を実現するためには、目先の点数で生徒を気持ち良くさせるよりも、問題のポイントを掴む力をつけさせる方が効果的です。

 

 

■受験で合格を勝ち取るために100点は不要

 

受験の世界において100点満点を取ることは現実的でありません。受験とは多くの受験生を篩(ふるい)にかけて、学校が望むレベルと人物像に合う生徒を選りすぐる場です。すなわち受験問題には、受験生に知力と労力を浪費させミスを誘う落とし穴が仕掛けられています。受験生が合格を勝ち取るために必要な点数は合格最低点です。他の受験生をいかにして蹴落とすかという術ではなく、ただひたすら合格最低点をクリアできる学力を身につけなければなりません。100点満点を目指して受験勉強に勤しんでも非効率なだけです。ちなみに合格最低点は、受験の種類や学校により異なりますが、65〜80%の間にある場合が大半です。

 

 

■問題との向き合い方はプロセス重視で

 

算数&数学の問題に向き合う時、まず問題文をよく読み情報を整理して何が問われているのかを明確にします。次に、図や数直線などを駆使しながら問題を解くポイントを探せるか否かに照準を合わせます。「この問題は全体の比と差を使うと解けるな」とか、「つるかめ算の仮定的考え方を当てはめればできるな」とかいった具合に解答に辿り着く作戦を描けたら攻略達成です。解答合わせをする際は、考え方の方向性と見抜いたポイントは正しかったか、組み立てた式とその順序に抜けや矛盾はなかったか、を照らし合わせましょう。最終的に答えが○か×かは重要ではありません。プロセスができていれば、答えは自ずとついて来るからです。できるだけ多くの問題にあたるためにもプロセス重視の向き合い方が有効となります。

 

 

 

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算数&数学は筋書き力で攻略する〜塾に通う意味◆

  • 2020.06.16 Tuesday
  • 15:48

算数および数学の成績を左右する能力は何だと思いますか?

 

「数字を扱いこなす力、計算力」

「公式や解法の知識量」

「理系的頭脳センス」

 

多くの人(特に算数数学が不得手な人)は上記のように考えているのではないでしょうか。基本となる知識は必要ですが、数字好きだとか公式や解法の暗記量だとかが決定的能力ではありません。算数&数学に強くなるには読解力と文章力がものを言います。「えっ読解力や文章力って文系的能力じゃないの?」と思われるかもしれません。そもそも、文系理系と能力を分けて捉える発想自体が無意味です。読解力と文章力とを言い換えるならば、解答に辿り着くまでのシナリオを書く力と名付けましょうか。算数&数学の問題に対して以下のようにシナリオを構成します。

 

〔簑衒犬両霾鵑ら状況を整理分析する。

⊂魴錣謀困辰討匹Δ垢譴亰詼(解答)に導けるのか、ストーリー(解法)を考える。

8斥佞反泙魘郢箸靴謄好函璽蝓爾鯀箸瀘て、式に置き換える。

 

シナリオを書く力、つまり筋書き力を鍛えると算数および数学の能力が向上します。

 

 

例として中学受験で頻出する以下の文章題(旅人算)を検証してみましょう。

A君とBさんが1週1.8劼涼咾亮りを同じ場所から出発して、一定の速さで2人が反対方向に進むと8分ごとに出会い、同じ方向に進むと72分でBさんがA君を追いこします。Bさんの速さは分速何mか、答えなさい。

 

‥仂貎擁はA君とBさんの二人です。二人は池の周回道路をまわるようです。(徒歩?ジョギング?自転車?なのかは分かりません。1周1.8劼涼咾噺世┐弌井の頭公園池と同程度の大きさです。)反対向きに進む場合と同じ向きに進む場合とで二人が再び出会うまでにかかる時間が示されています。

 

 

反対向きに進む場合、1分毎に縮まる二人の距離は二人の速さの和となります。逆に同じ向きに進む場合、1分毎に縮まる二人の距離は二人の速さの差となります。問題文に示されている情報は距離(1.8辧砲隼間(反対向きで出会うまで8分/同じ向きで出会うまで72分)ですから、ハジキ(速さ・時間・距離)の法則を利用すると二人の速さの和と差が求められます。

 

続けて、二人の速さの和と差から和差算の知識を用いれば、Bさんの速さが求められます。

 

 

I要ならば図に表してイメージを湧かせます。どういう順序で何を求めるのか、言葉で宣言をしてから計算します。

実際の答案です。まだ荒っぽい所が見受けられますが、解答に至るまでの筋道ができています。

 

 

小中高生の多くは算数&数学の問題に対して言葉(ストーリー)を書けません。問題の情報から言える真は何か?式が成り立つ理由はどこにあるか?本質を見抜き、解答を組み立てる力に言語力は不可欠です。言語力とは読解力や作文力に言い換えられますから、読み書きが不得手な学生は、洞察力や発想力を生かした思考を苦手とします。

 

算数&数学は、公式や解法などのパターンに当てはめ機械的に解く教科だと思い込んで勉強してきませんでしたか。あてはまる人は、その誤った認識を正すところから始めなければなりません。

 

 

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学力向上の最初の一歩〜塾に通う意味 

  • 2020.06.11 Thursday
  • 18:06

みなさんは何の目的で塾に通い、塾から何を学ぼうとしているのでしょうか。

「そんなの勉強するために決まっているでしょ。」

「成績を上げて合格を勝ち取るためでしょ。」

と叱られそうです。しかし、学校で毎日何時間も授業を受けているにもかかわらず、加えて塾で勉強をする意味はどこにあるのでしょうか。

 

 

■塾で姿勢を正す!?

 

塾で姿勢を正すとは、鬼のような塾講師を前にして背筋を伸ばして授業を受けるという意味ではありません。学校の集団授業で癖づけられた非効率な勉強方法または勉強に対する固定概念を取り払うという意味です。つまり、勉強との向き合い方を根本から見直す学びが塾での最初の一歩となります。

 

見直されるべき点について算数および数学のケースを例に挙げていきます。

 

その1「消しゴムは極力使わない。」

 

算数および数学においてノートは、情報を整理して解法を組み立てるメモ書きです。つまり、頭の中に散らばる情報を視覚化して考えやすくする役割をノートは担っていますから、スペースを大きく取り、思い浮かんだ図や数直線や数式をどんどん書き込まなければなりません。もし途中で方向性の違いや間違いに気づいたら消さずに次のページへ書き直します。ところが、多くの子どもたちは、間違いに気づいたり行き詰ったりするとそれまでに書き込んだものをすべて消そうとする傾向にあります。やがて、消し跡と紙のしわによりどこを消したのかも分からなくなり、時間を浪費した上に混迷を極める結果に陥ります。

 

子どもたちはなぜ消しゴムを多用したがるのか。この問いの答えは学校の授業風景にヒントがあるかもしれません。というのも、学校では板書を書き写すという行為が重要視されているからです。生徒全員が揃って黒板に書かれた板書を等しく書き写す。この“作業”が、ノートをきれいに書かなければならないという“ノート清書信仰”を助長し、ノートを美しくまとめる努力こそ成績向上へ繋がる勉強法だという誤解を生みだします。何色もの蛍光ペンや色ペンで鮮やかに色取りし、定規をあてて寸分狂わぬ線を引く。果てはデコシールを貼る奇策に走る者まで現れます。

 

もう一度言いますが、ノートは頭の中の軌跡です。ノートを美しく書き上げる必要はありません。もとより、頑張って清書したノートを復習の素材として見返す機会は残念ながら訪れないはずです。復習するには、分かりやすく要点がまとめられた参考書や学習アプリやネット動画を利用した方が効率的です。

 

算数数学におけるノートの本質的役割から言えば、ノートよりもコピー用紙やスケッチブックの方が解答を紐解く上で適しています。一枚の紙であればスペースを気にせず存分に書き込めますし、解答できたらポイして次に進めます。ノートを使うメリットは、積み上げられた使用済みノートを眺めて感じる達成感と自信くらいです。

 

ノートに記したものは解答へ辿り着くまでの履歴でもあります。間違いであっても消さずに残しておくと、何が足りなかったのか、どうすれば効率良く解答を導けるのか、考え方の癖や改善するべき弱点が見えてきます。自分が考えて書き出したものはすべて学力向上へつながる材料です。消しゴムのカスが増えた分だけ学力向上のチャンスも消えてしまわないように、まずは“消す癖”を消しましょう。

 

 

 

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それ、悪文かも。話せても書けない「書き言葉」―悪文を書かないための講座―

  • 2020.03.04 Wednesday
  • 18:23

小学校での英語必修化とプログラミング授業の導入は、新時代への教育変革をイメージさせ、街の英会話教室とプログラミング教室を賑わせているようです。一方で国語教育については、大学共通入試に向けて改変された高校指導要領が一部メディアで一時話題に上りましたが、世間の国語に対する認識に変化は見られません。

 

国語力はすべての教科の礎であり、思考する際のツールでもあります。正しく読み書きするために語彙力を蓄え、文法を学び、文章をまとまりとして捉える論理力を身につけなければなりません。しかしながら、情緒的に読み書きすれば何とかなる教科という認識が少なからず持たれています。なんとなく雰囲気で読み解いたらできた、これでは、解答の根拠が曖昧で、再現性がありません。国語は、どのように勉強すればよいのか、どのように教えればよいのか、英語や数学に比べて扱いづらい教科だと思われがちです。

 

日本で生まれ育った人ならば、物心ついた時から使っている日本語ですから、わざわざ勉強する必要性を意識しないのでしょう。しかし、私たちが日常生活において使っている日本語は、多くの場合“口語”(話し言葉)であり、“文語”(読み書き言葉)と区別しなければなりません。ネイティブとして使っている口語を改めて勉強する必要はありませんが、文語は基礎を勉強しないと使いこなせません。

 

街中を見渡すとおかしな日本語が意外と溢れています。

 

 

『お客様へお願い 最近 車上荒しが頻発しております 必ずドアロック確認と貴重品は携帯してください』

 

とある飲食店の駐車場に貼られていた看板です。恐らく食事中に車上荒らしの被害に遭遇したお客が何人かいたのでしょう。そこで、車で来店したお客に注意を喚起するために店主が掲示したものと想像されます。

 

この看板の文章に違和感を感じた方は、しっかりした国語力をお持ちです。意味は分かりますが、文章構造的におかしな箇所がいくつか見受けられます。文章を分解してみます。

 

(前半)

【原文】最近 車上荒しが頻発しております

 

ゞ臚錨世蔑ろにされています。句点“。”をつけないのはトイレでお尻を拭かないようなものです。省略せずに書きましょう。

 

“荒”という送り仮名は間違いではありませんが、“荒らし”と送り仮名を長くとった方が誤解なく読まれやすくなります。原則として、動詞および動詞からできた名詞の送り仮名は活用する文字から送るようにします。例えば、「当」の場合には、「当る」とするよりも「当たる/当てる」とする方が読み間違いを防げます。「当る」と送り仮名を送った場合は、それが自動詞の「あたーる」なのか、他動詞の「あてーる」なのか判断できなくなるからです。“荒し”は名詞ですが、動詞では自動詞の「荒れる」と他動詞の「荒らす」がありますから、できれば“荒らし”と送りたいところです。

 

 

(後半)

【原文】『必ずドアロック確認と貴重品は携帯してください』

 

まず、文節に区切ると以下のようになります。

 

必ず/ドアロック確認と/貴重品は/携帯してください

 

 

次に、文節の係り受けを見てみます。

 

必ず⇒⇒⇒⇒⇒確認?or⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒携帯してください

  ドアロック確認と⇒⇒⇒???

             貴重品は⇒⇒⇒携帯してください

 

"ドアロック確認”の係り先が不明です。

 

 

お客にお願いしたい事柄は、.疋▲蹈奪を確認すること・貴重品を(車内に残さず)携帯することの2点です。この2つのお願い事項は文章中で並列の関係にありますが、一方が"確認”と体言止めとなっており、もう一方が“携帯してください”と動詞(丁寧な命令形)となっているため、文章の係り受けがおかしくなっています。並列の関係にある文節は同じ形に揃えなければなりません。そこで、以下のように修正してみます。

 

修正案1)必ずドアロックを確認し、貴重品を携帯してください。※目的語+動詞の形に揃えました。

 

修正案2)ドアロックの確認と貴重品の携帯をお願いいたします。※お願いするに係る目的語の形に揃えました。

 

 

重箱の隅を楊枝でほじくる様で恐縮ですが、言葉は思考と心をつかさどりますから、正しい日本語を学び、言葉と丁寧に向き合うことが大切です。

 

 

 

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